藤原竜也さんの金鳥CM、蚊に「刺された」「かまれた」問題

 

 ツイッターでこんな投稿を見かける季節。ところで、皆さんは、「刺された」「かまれた」それとも「食われた」ですか?蚊取り線香メーカーや言語学者に聞きました。

 殺虫スプレーや蚊取り線香で知られる大日本除虫菊(大阪市)。2015年夏の「金鳥の渦巻」テレビCMで、藤原竜也さんは共演女性とこんなやり取りをしています。

 共演女性「あっ、(蚊に)かまれた」

 藤原さん「今、かまれたって言ったね。確か出身は」

 共演女性「滋賀県だけど」

 藤原さん「ということはなるほど、『刺された』と『かまれた』の境界はこの(滋賀県)あたりかな」

 共演女性「『くわれた』って言うところもあるのね」

 藤原さん「まあ、刺されてもかまれても夏は金鳥の~」

 言い方の違いは地域によるのでは、との仮説から生まれたストーリーだそう。藤原さんは埼玉県出身。実生活では「かまれた派」とのこと。

 

 神戸新聞社の公式ツイッターアカウントでアンケートしたところ、7日間で11854票が投じられました。刺された37%、かまれた35%、食われた27%、その他1%。

 コメントの一部を紹介します。 <神戸>「蚊にかまれた」です/「かまれた」と「刺された」どっちも使います/「かまれた」か「食われた」です <関西>全部使います(兵庫生まれ大阪在住)/「かまれた」と言います(京都)/「全部使います」(滋賀)/「食われた」です(大阪) <北海道>「吸われた」 <関東>「食われた」が多い/「刺された」です <東海>「食われた」という人が多い/「かまれた」です <九州>「食われた」です/北九州出身ですが「かまれた」です

 

 武庫川女子大学言語文化研究所の前所長で、現在は日本漢字能力検定協会現代語研究室長の佐竹秀雄さんに解説をお願いしました。

 ー「刺された」「かまれた」が拮抗しました

 「標準語や作文などでは『刺された』ですが、『かまれた』ががんばっているなあ、の印象です。『食われた』より少なめではないかと思っていました」

 ー東西差は

 「『刺された』と『かまれた』にはある程度、東西差が関係していると思います。東日本は『刺された・食われた』、西日本では『刺された・かまれた』が多いと考えられていますが、境界が明確に存在するようなはっきりした地域差ではありません」

 ー「かまれた」躍進の理由は

 「時代は分かりませんが、『虫にかまれる』という言い方が西日本、おそらく関西圏で生まれたようで、方言として定着したと思われます。『食う』と『刺す』についても、近年は『刺す』のほうが標準語として認められているようです。蚊が針を持っていることから、『蜂が刺す』と同様『刺す』がふさわしいとの印象があるからかと思われます」

 佐竹さんはこう結びます。

 「食うや刺すは危険なイメージの言葉ですが、かむだと甘がみなど、小さな動物にかまれただとか、口先でちょっとだけかまれるイメージです。言葉のかわいさが人気を得た理由かもしれませんね(笑)」

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