米大リーグ エンゼルス大谷、スポンサー企業も沸く

 

米大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の活躍が止まらない。6日(日本時間7日)までの3試合連続本塁打に加え、8日(同9日)のアスレチックス戦では投手として2勝目をあげた。日米の野球ファンだけではなく、日本のスポンサー企業も投打にわたる好成績に沸き立つ。「ブランドの認知度向上」「米国での販売拡大」「『二刀流』をうたった販売促進活動」――。大谷効果に期待する企業のボルテージは上がる。

日航、松井秀喜さん以来の期待

「快進撃、すごいね」。大谷選手をCMキャラクターに起用している日本航空の本社オフィスでは9日、社員が大リーグの話題で盛り上がった。日航は2月に大谷選手と契約を結んだと発表し、テレビCMなどに登場させている。大リーグに挑戦した日本人の大物選手と契約するのはヤンキースの松井秀喜・元選手以来となる。

「まだ(利用者の増加などに)どれだけの影響があるか、計算は難しい」が、「ブランドイメージの向上につなげたい」(広報担当者)。大谷選手と同い年のフィギュアスケート・羽生結弦選手は全日本空輸に所属している。国内の2大航空キャリアが注目度が高いアスリート2人を生かし、企業イメージを高めようとしている。

国内でも「FUNAI」広める

大谷選手がインタビューを受ける際、後方には「FUNAI」のロゴが刻まれたボードが立っている。米国で液晶テレビなどを販売する船井電機のロゴだ。船井電機は18年、エンゼルス球団とスポンサー契約を結んだ。「大谷選手の活躍を認知度の向上につなげたい」(同社)

船井電機は国内より米国で稼いでいる。2017年3月期の仕向け地別売上高のうち、米国を中心とする「米州」の売上高は1029億円と日本の3倍以上に達する。一方、日本でも17年6月からヤマダ電機と共同開発したFUNAIブランドのテレビやブルーレイレコーダーを販売している。「大谷選手のプレーぶりが国内でも商品名を知ってもらう契機になれば」と期待を寄せる。

セイコー、LAで高級時計店

「活躍を喜んでいる」。セイコーウオッチの広報担当者は大谷選手の2勝目に声を弾ませた。セイコーウオッチは1月に大谷選手とスポンサー契約を結んだ。2月に開いた業界向け展示会での反響も大きかったという。

力を入れているのが高級腕時計の拡販だ。17年秋に、高級腕時計ブランド「グランドセイコー(GS)」の商品だけを扱う専門店を米カリフォルニア州にオープンした。同州のロセンゼルスを本拠地とする大谷選手の起用で、海外でのイメージアップを図る。

「二刀流」キーワードに寝具

寝具の製造・販売を手掛ける西川産業(東京・中央)は「AiR」ブランドのマットレスで大谷選手を宣伝用キャラクターとして起用している。エンゼルスの開幕試合から4戦目まで球場のバックネット下に広告を出し、交流サイト(SNS)でも話題になった。開幕以降、国内での商品販売は前年比2ケタのペースで伸びているという。

大谷選手にあやかろうと販売戦略も工夫する。25日に発売する「AiR SX」は複数のウレタン素材を組み合わせ、体を受け止める際の柔軟性と反発力を両立させた商品で「『二刀流』をキーワードに売り込みたい」(西川産業)。海外での寝具販売は現段階では中国と東南アジアのみだが、「もともと米国への進出も検討しており、そのスピードが速まるかもしれない」(同)という。

高機能マットレスの市場が拡大し始めたのは12年のロンドン五輪前後から。アスリートが愛用していると伝えられることが大きな武器になる。エアウィーヴ(東京・中央)はフィギュアスケートの浅田真央選手をCMなどで登場させて、知名度を上げた。

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