朝乃山、死の病床から励ましくれた恩師に捧げる初優勝

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 亡き恩師にささげる優勝だった。大相撲夏場所14日目の25日、平幕・朝乃山(25)=本名・石橋広暉、高砂部屋=が幕内初優勝を果たした。令和初の本場所での快進撃。その胸中には、2年前に40歳の若さで死去し、しこ名の由来となった富山商高の恩師、浦山英樹さんの教えがあった。朝乃山は「いつも見守って応援してくれていると思う。『優勝した』と伝えたい」と思いを語った。

 朝乃山は富山市出身。187センチ、177キロの体格を生かした四つ相撲が持ち味の本格派だ。小学4年で相撲を始め、同高相撲部監督の浦山さんのもと、力士としての土台を築いた。

 浦山さんは2017年1月、初場所で朝乃山が幕下優勝し十両昇進を確実にした翌日、がんのため息を引き取った。闘病中、朝乃山に宛てたメッセージを自らの手帳に残し、妻のあいかさん(41)に「自分に何かあったら渡してくれ」と頼んでいた。

 「お前は相撲をよく頑張っている。俺の誇りだ。横綱になれるのは一握り。お前にはその無限の可能性がある。富山のスーパースターになりなさい」。葬儀で帰省した際にあいかさんから託された。ふるえる字からは必死にペンを握った姿が想像できた。

 本名のまま相撲を取ってきたが、十両昇進を機に朝乃山英樹と改名した。「山」には四つの意味が込められている。出身地の富山、故郷の名峰・立山、同郷の第22代横綱・太刀山、そして恩師の姓。しこ名の姓名でいえば名にあたる部分は、浦山さんの名にした。

 今場所は、「英樹」の名が刻まれた化粧まわしで毎日、土俵入りした。優勝争いでトップに立った終盤も、小細工は弄(ろう)せず、「強い相手には頭で当たれ」との浦山さんの教えどおり、真っ向勝負を貫いた。朝乃山は「令和初めての場所なので、先生と一緒に行くという思いがあった」と振り返る。

 今後の出世次第では部屋伝統のしこ名、「朝潮」を襲名する可能性もある。あいかさんは「うれしいが、主人は『まだまだやろ』と天国で言っていると思う」と笑う。まずは、今のしこ名、さらには横綱、大関が名乗ってきた伝統のしこ名を、亡き夫の“愛弟子”が輝かせていくことを願っている。

 

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