“戦場のピアニスト”が来日、ミサイル攻撃シリアの現状と平和訴え

 

シリア内戦で破壊された首都、ダマスカス南部のヤムルーク地区で、荒れ果てた街の路上にピアノを持ち込み、演奏する様子が戦場のピアニストとして話題になったエイハム・アハマドさん(29)が来日し、演奏を通じて平和の重要性を訴えている。米軍などがシリアへのミサイル攻撃を行うなか、アハマドさんは「攻撃は平和をもたらすものではない」と語った。19日には広島でも演奏会が予定されている。

アハマドさんは、シリア生まれのパレスチナ人難民で、東京の学生らが中心の支援団体「スタンド・ウィズ・シリア・ジャ パン(SSJ)」(東京都目黒区)の招きで、13日から20日までの日程で来日した。

アハマドさんが注目されたのは動画投稿サイト。内戦で瓦礫(がれき)が散乱する街の路上でピアノを奏でる様子が「戦場のピアニスト」として話題になった。

2015年4月には過激派組織「イスラム国」(IS)が侵攻。アハマドさんと一緒に歌っていた10代の少女が目の前で銃撃されるという悲劇にも見舞われた。音楽を禁止するISにピアノを燃やされ、身の危険を感じたアハマドさんはドイツに難民として渡り、欧州各地などで音楽活動を続けている。

今月14日に東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区)で行われた演奏会で、アハマドさんはシリアの子供たちが1番気に入っていたという「Yarmouk miss you」など3曲を披露した。

アハマドさんの両親は今もダマスカス郊外にとどまっており、多くの友人や親類も危険な状態だという。アハマドさんはシリアの現状について「身内で殺し合う状況が続いている。攻撃は、平和的解決にはつながらない」と指摘したうえで「難民の置かれた立場やシリアのことを知ってもらうのが自分の役割。そのために歌を届けたい」と語った。

アハマドさんを招いたSSJ代表で東京大学大学院生、山田一竹(いっちく)さん(24)は、今回のプロジェクトを約2年がかりで企画。「彼らの言葉をしっかりと残し、向き合い続けなければならない」と話していた。

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